「ダイビングは大好きだけど、耳抜きだけがいつも不安……」
「もし抜けなかったら、他のゲストを待たせてしまうのが申し訳ない」
そんな悩みを抱えて、予約をためらっているダイバーは意外に多いです。でも、元プロの視点から言わせてもらうと、石垣島は「耳抜きが苦手な人に優しい海」に他なりません。
今回は、ガイドブックの「初心者向け」という言葉以上に一歩踏み込んで、「心の底からリラックスして、耳抜きへのプレッシャーをゼロにできる」石垣島の安心ダイビングポイントを3つ厳選してご紹介します。
石垣島のダイビングには、他のエリア(例えば洞窟の多い宮古島など)とは違う大きな特徴があります。
つまり、「耳が抜けるまで、浅いところで止まっていてもずっと絶景が見える、抜けなくてものんびりついていける、同じような人が多い」。これが石垣島の最大の魅力です。
市街地のダイビングショップが日常的に利用するポイントの中から、初日の1本目でも安心して潜れる場所を厳選しました。
崎枝半島の南側に位置する、石垣島屈指の鉄板ポイントです。
✅ 安心ポイントエントリー地点の水深は約5m。全体的に浅いエリアが広く、深く潜らなくても十分楽しめます。水底は岩や砂が多いので、浮力調整に自信がなくても着底して落ち着くことができます。
🐟 見どころウミガメの遭遇率が石垣島周辺でNo.1! 他にもコブシメ(イカ)の産卵や、砂地から顔を出すチンアナゴなど、癒し系の生物が勢揃いです。
「とにかく浅いところで、最高のサンゴが見たい」ならここです。
✅ 安心ポイント水深3m〜5mほどに、見事な枝サンゴがどこまでも広がっています。急に深くなる「ドロップオフ(崖)」がなく、緩やかな斜面になっているので、耳に違和感があればすぐ浅い方に戻れます。
🐟 見どころ湾の奥にある「ギネス級の巨大コモンシコロサンゴ」は必見。水面から近いのでゆらゆらと陽光を受けきらめくデバスズメダイが舞うサンゴの森は、非常に幻想的です。
「黒島テラピー」とも呼ばれる、癒しのポイントがあります。
✅ 安心ポイント最大水深でも8mほど。透明度が非常に高く、船の上からでも水底が見えるほど明るいです。「下が見える」という安心感は、耳抜きの天敵である「緊張」を劇的に和らげてくれます。
🐟 見どころ真っ白な砂地に点在する根(岩)に群れる魚たち。運が良ければハナヒゲウツボにも出会えます。ドローンから上空を撮影すれば「これぞ沖縄!」という絶景が広がります。
僕がインストラクターをしていた頃、耳抜きに苦戦する方の共通点は「技術」もありますが、「緊張」でした。
「抜けなかったら迷惑をかける」と思うと、首の筋肉が強張り、余計に耳管が通りにくくなります。だからこそ、「抜けるまでここで待ってていいですよ、のんびり潜行しながらついてきてくれればいいですよ」と言ってくれるポイント選びが何より大事。
あと、在住者の豆知識ですが、石垣島は冬場でも水温20度以上あります。都市型ショップの引率インストラクターや冬場の石垣にたくさんくるようなゲストはドライスーツを着ることもありますが、基本的に厚手のウェットスーツにフードベストを足せば大丈夫。
当日、船の上で頑張るだけでは遅いことがあります。前日からできる準備をしておきましょう。
耳抜きが苦手で潜るのが怖い方へ。元プロが頼った「魔法の耳栓」や、前日からの準備、潜行時の裏技を徹底解説。
ダイビング前の鼻詰まりや耳の不調に。地元民御用達の「とみやま」、スピード重視の「南西」、緊急時の「県立病院」を使い分け。
耳抜きが不安な方は、予約時の備考欄にこう書いてみてください。
これを言われて嫌がるガイドはいません。むしろ、事前に伝えてもらえばいろいろと先を読んで手厚いケアを準備してくれます。ツアー催行の影響も最小限にできるので言ってくれてありがとうといったところです。
勇気を出して一歩踏み出せば、そこには耳抜きの苦労なんて忘れてしまうほどの青い世界が待っています!